頭を整理するブログ

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「図書館の神様」読了

図書館の神様 (ちくま文庫)

いろいろ考えさせられることって、ほんとうにささいなことから始まっているんだなと思う。

この本はたぶんに読者にまかせているところが多くて、登場人物の心の機微をこまかく、丁寧に描写しているわけではない。 そのため、登場人物がなにも考えていないかのような・あまり堪えていないような、そんな気持ちさえおこる。 だけど、その余白には、こちらから言葉を・考えを埋めないといけないのだと思う。 少ない言葉で表現されていないことを、自身に置き換える工夫が必要だと思う。

そういう意味で不親切な本書は、ふだんあまり本を読まないような人たちには口当たりの良い、すーっとするような読後感なのだと私は思う。 そして、読書が好きなひとにとって、この本の登場人物すべてに感情移入がしにくい(ように書かれているように思える)ので、どんな人でもこの本の登場人物について脳内ディスカッションを行えるのだろうと思う。

この本の読者想定が中学生か、それとも大人なのかよくわからなかったけど、普段読書をしていない息子たちに読ませるにはよい本だなと感じた。

図書館の神様 (ちくま文庫)

図書館の神様 (ちくま文庫)

中学生だったか高校生だったときに読んだ、オレンジ・アンド・タールという本と、根本は似ているなと思う。図書館の神様のほうが環境がやさしく、日常感があると思う。

オレンジ・アンド・タール (光文社文庫)

オレンジ・アンド・タール (光文社文庫)